CBD製品を使っている人なら、フルスペクトラムとブロードスペクトラムと言う言葉を聞いた事はありませんか?
この記事では
- フルスペクトラムとブロードスペクトラムの違い
- フルスペクトラムが向いている人
- ブロードスペクトラムが向いている人
について解説をしています。
フルスペクトラムとブロードスペクトラムどちらが良いか悩んでいる人のお役に立てる記事になっています。
僕は2012年-2013年の一年間アメリカに留学をしていました。その時に日本とアメリカでの大麻への認識の違いを実感して以来、大麻そしてCBDという存在を調べる様になり、今に至ります。
CBD製品を始めた時には、色々な専門用語で混乱した事を記憶しています。フルスペクトラムとブロードスペクトラムもそうでした。
ですので、ここに【フルスペクトラムとブロードスペクトラムの違いの解説】を残します。
※この記事を読み終わる頃には、フルスペクトラムとブロードスペクトラムの違いが分かり、あなたにとって最適なCBD製品が選べる様になります。是非最後までご覧下さい。
【CBDの効果を引き出す】フルスペクトラムとブロードスペクトラムの決定的な違い
まずは「スペクトラム」と言う言葉の意味を解説します。
スペクトラムには、「固有値全体から成る多重集合」と言う意味があります。なんだかよく分からないですね。
スペクトラムについて噛み砕いて説明すると、「色々な成分をまとめて摂取する事で初めて作用する」と言った感じです。
「CBDオイルと言っても、CBDだけではなく他の成分も必要ですよ。」と言う事です。
フルスペクトラムCBDとは?
「フルスペクトラム」と記載されているCBD製品であれば、「CBD以外の全てのカンナビノイド」も含まれている事を意味します。
全てのCBD製品の原料となるヘンプ・大麻にはCBD以外にも、人間にとって有益なカンナビノイドというものが含まれています。このカンナビノイドは100種類以上あるとされており、CBDはこのたくさん存在するカンナビノイドの内の一つであると言う事です。
カンナビノイド以外にも、テルペン・フラボノイド・ビタミン・ケトン・アルデヒド・脂肪酸・ミネラル・タンパク質など、人間にとって必要な成分を多く含んでいます。
フルスペクトラムは、ヘンプ・大麻のもつ全てのカンナビノイドが含まれていますので、他の記事ではあまり触れられていませんがTHCも含まれている事を意味しています。
THCとは?
THCは大麻に含まれる主要な成分で「向精神作用」があるとされており、違法な成分として規制されています。人を「ハイ」にする成分。
「そんな違法な成分であるTHCも含んでいるフルスペクトラムCBD製品は違法では無いか!」と言う意見もあると思いますが、ご安心下さい。
CBD製品に含まれるTHCは0.3%以下であれば違法ではありません。ですので、フルスペクトラムCBD製品は日本にも輸入ができる訳です。
ではここで、なぜ違法とされるTHCも含んでいるのかについて解説をします。
答えは単純です。例えですが、
- 新鮮なフルーツから取れたビタミンという成分だけを摂取する
- 新鮮なフルーツを丸々絞ったジュース
だと、どちらが体にとって良さそうですか?答えは簡単で、フルーツ丸々絞ったジュースですよね。
フルーツの場合だと、皮と果肉の間が一番栄養価が高いと言われます。ですので、ビタミンだけを摂取するよりも、皮と果肉の間も丸々絞ったものの方が栄養価が高くなります。
これと同じ様にCBDの場合も、原料であるヘンプ・大麻に含まれる全ての成分(違法だとされるTHC含む)を丸々摂取する事で、より高い効果が得られると言う事です。
ですので、フルスペクトラムCBD製品は、CBD製品の中でも最も栄養価が高く、原料であるヘンプ・大麻の持つ全ての成分を摂取出来るCBD製品なんです。
ブロードスペクトラムCBDとは?
では、同じスペクトラムCBDでも、ブロードスペクトラムとは何でしょう。
「ブロード」とは、幅の広いと言う意味があります。先ほど解説したフルスペクトラムの場合は「FULL」つまり満タンなイメージですが、ブロードスペクトラムは、「フルでは無いけど色々含んでますよ」って感じです。
特にTHCに関しては、ブロードスペクトラムCBDには含まれていません。ブロードスペクトラムCBD製品は、原料となるヘンプ・大麻の持つほぼ全ての成分を含んでいるけど、THCだけ取り除いてます。つまり、ブロードスペクトラムCBDは、THC以外のカンナビノイドを含んだCBD製品だと言う事です。
本当に些細な違いですが、THCの有無によってフルスペクトラムとブロードスペクトラムに分別できる事になります。
フルスペクトラムとブロードスペクトラムの向き・不向き
フルスペクトラムとブロードスペクトラムの決定的な違いはTHCを含むかどうか、だと言う事がお分かり頂けたと思います。
では、そんな両者の向き不向きについて解説をしますが、この答えはとてもシンプル。
フルスペクトラムCBDが向いている人
- 全ての成分を摂取したい人
- THCが含まれている事を気にしない人
ブロードスペクトラムが向いている人
- 原料であるヘンプ・大麻の持つ成分をなるべくたくさん摂取したい人
- THCと言う成分に関してはやはり避けておきたいと言う人
実際には、CBD製品に含まれるTHCは0.3%以下で、非検出レベルでしか含まれていません。
しかし、昨年エリクシノール社のCBDオイルに規定以上のTHCが含まれていたと言う騒動がありました。規定以上だったからと言って「ハイ」になる事はありませんが、その様なリスクは極力避けたいと言う神経質な方はブロードスペクトラムが無難でしょう。
と言う事で、あなたはTHCの有無を気にしますか?それぞれの方におすすめのCBDオイルを是非チェックしてみて下さい。
THCを気にするならこちら
THCを気にしないならこちら