大麻は昔から日本人には馴染みのある植物です。歴史的にも日本人に寄り添って共に生きてきた植物です。そんな大麻ですので、今でも私たちの近くに存在しています。そんな大麻から作られるCBDオイルに興味を持ったあなたなら、「大麻」と「ヘンプ」という言葉を聞いた事があるのではないでしょうか?
今も身近に存在する大麻の存在
実は私たちの身近にあるいわゆる「大麻」について。身近にある事を知ると、少しは大麻のイメージも変わるのではないかと思います。
麻素材の衣類

服やロープとして使われている
夏になると麻で出来た服を着る事がある人も多いのではないでしょうか?麻素材は文字の通り、大麻草から出来ています。特徴としては以下のようなものがあります。
- 涼しい…熱伝導が早く、すぐに発散。水分の吸湿・発散も最も早く、涼感がある。
- 衛生的…通気性に富み、細菌の発生を防ぐ。バクテリアの発生率が低い。
- 高強度…水に濡れると強度が60%アップする。(羊毛の4倍、綿の2倍の強度となる。)
- 弾力性に乏しいため、シワになりやすい。
- 摩擦により毛羽立つため、白化しやすい。
- とくにリネンは、水洗いにより腰がなくなり、柔らかくなる。
- 虫に強く、カビに弱い。
- 弾性回復率に乏しいため、リブ組織は伸びやすい。
- 縮みやめくれ、反り返りが起こることがある。特有のハリと風合いを出すために、撚りを強くかけているために起きる。
WORLDさんより
化学繊維には真似出来ない、素晴らしい特徴がいくつもあります。大麻草がCBD製品としてだけでなく、いかに優れた植物であるかが頷けます。先人の知恵と言いますが、昔の人たちが麻とともに生きてきた理由は、こんな風に繊維として優れた機能性があるからなんです。
食用としての麻

大麻は昔から食用として使われている
実は、あなたの家にもきっと大麻があります。大麻というと語弊があるのかもしれませんが、「そうなんだ!」となればいいなと思います。
飲食店やご家庭に普通にある「七味唐辛子」に麻の実が入っています。「え、大丈夫なの?」「普段からトリップしてハイになっていたのか!」と不安になる心配はもちろんありません。「何を食べるにしても七味唐辛子をかけている自分は大麻依存症なのか?!」という心配もありません。
七味唐辛子に含まれているという事は要はスパイスの一種という事です。先日行ったカレー屋さんではスパイスのトッピングとして麻の実があった事を覚えています。これはそのカレー屋さんだけなのかもしれませんが、少なくとも食べたからと言っても「ハイになる」とか「トリップする」事はあり得ません。食べたらトリップするカレー屋さんなんてすぐに捕まって終わりです。
きちんと食用として使える品種があるだけの話です。質の良いタンパク質なんだそうです。
建築材としてのヘンプ

原油に変わる燃料となるか?
大麻は天然の燃料である、バイオマスとしての利用が出来ます。自動車産業にはヘンプで出来たプラスチック、建築では断熱材として使われます。まだ一般的ではないようですが、最近の技術の進化スピードは本当に早いので、あっという間に拡大していきそうです。
今後の動きに注目したいところです。
大麻とヘンプなど呼び方の違い
さて、どうしてこんな話をしたのかと言うと、きちんと理由があります。
先に知っておいて欲しい事は、一体何が良くて何が悪いのかを理解して欲しいという事です。世界中で研究が進んでCBD製品が急速に広がっている時代だからこそ、「大麻は悪」という固定概念に縛られてはいけないと思うからです。ここで書いている事が分かれば少なくともCBD製品に対する偏見や嫌悪感は無くなるでしょう。
大麻、麻、ヘンプ、マリファナ、ウィード、などいろんな呼び方があるのでややこしいですね。この呼び方の違いこそが答えです。人類が初めて栽培したという植物である大麻草です。今では品種改良などの技術もあるので、使用する目的・用途によって様々な品種があります。産業用に使われる大麻は向精神作用があるTHCという成分をほとんど含んでいません。食用の大麻ももちろんそういう事です。しかも加熱処理もするので最終的にTHCは含まれません。
要はあれもこれも大麻でありマリファナでありヘンプなのです。
CBDオイルの場合も同じですね。研究が進んだことで、CBDという成分が人類にとって重要な働きをする事が分かったので、CBDを多く含む大麻を品種改良したわけですね。CBD抽出技術は今の科学技術に頼ればなんて事ない訳です。
日本で違法とされているのは、向精神作用があるTHCを含んでいる大麻を指しています。大麻から作られるものはこれまでもずっと僕たちの生活を支えてきたんです。CBDオイルもその中の一つだという事です。
この記事のまとめ
- 大麻もヘンプもマリファナも基本的に全て同じ植物
- 目的・用途によって品種が異なる
- 大麻の優れた成分であるCBDだけを抽出する技術がある
- CBD製品は違法などではなく、安心して使用できる
もしCBD製品に興味があるのなら、知っておいて損はないと思います。大麻の見方が変わって、CBD製品がもっと多くの人が使うようになって欲しいと願うばかりです。
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